text:ise:sag_ise065a
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| text:ise:sag_ise065a [2024/01/18 00:50] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:ise:sag_ise065a [2024/01/18 23:00] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| - | 昔、おほやけ思して使う給ふ女の、色許されたるありけり。大御息所(おほみやすんどころ)((染殿后藤原明子))にていますかりけるいとこ((二条后藤原高子))なりけり((「なりけり」は底本「なりける」。諸本により訂正。))。殿上にさぶらひける在原なりける男((在原業平))の、まだいと若かりけるを、この女、あひ知りたりけり。男、女がた許されたりければ、女のある所に来て向ひをりければ、女、「いとかたはなり。身も亡びなん。かくなせそ」と言ひければ、 | + | 昔、おほやけ((清和天皇))思して使う給ふ女の、色許されたるありけり。大御息所(おほみやすんどころ)((染殿后藤原明子))にていますかりけるいとこ((二条后藤原高子))なりけり((「なりけり」は底本「なりける」。諸本により訂正。))。殿上にさぶらひける在原なりける男((在原業平))の、まだいと若かりけるを、この女、あひ知りたりけり。男、女がた許されたりければ、女のある所に来て向ひをりければ、女、「いとかたはなり。身も亡びなん。かくなせそ」と言ひければ、 |
| 思ふには忍ぶることぞ負けにける逢ふにし代(か)へばさもあらばあれ | 思ふには忍ぶることぞ負けにける逢ふにし代(か)へばさもあらばあれ | ||
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| 祓へけるままに、いとど悲しきこと数まさりて、ありしよりけに恋ひしくのみ覚えければ、 | 祓へけるままに、いとど悲しきこと数まさりて、ありしよりけに恋ひしくのみ覚えければ、 | ||
| - | 恋せじと御手洗川(みたらしがは)にせし禊(みそぎ)神はうけすもなりにけるかな | + | 恋せじと御手洗川(みたらしがは)にせし禊(みそぎ)神はうけずもなりにけるかな |
| と言ひて、なむ去(い)にける。 | と言ひて、なむ去(い)にける。 | ||
text/ise/sag_ise065a.1705506630.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
