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text:ima:s_ima047 [2015/01/04 03:09] – 作成 Satoshi Nakagawatext:ima:s_ima047 [2026/02/27 15:00] (現在) Satoshi Nakagawa
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
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 +[[s_ima046|<<PREV]] [[index.html|『今物語』TOP]] [[s_ima048|NEXT>>]]
  
 松島の上人といふ人ありけり。修行者の「会はむ」とて、行きたりけるに、幽玄なる僧の出で会ひたりければ、いと思はずに思えて、帰り入りたりける跡に、またありける僧に、「あれは誰にておはしますにか」と尋ねければ、「あれこそ聖(ひじり)の御房よ」と言ひけるに、「『貴げになむどやおはしますらむ』とこそ、思ひつれ」と言ふを、聖、物越しに聞きて詠める歌、 松島の上人といふ人ありけり。修行者の「会はむ」とて、行きたりけるに、幽玄なる僧の出で会ひたりければ、いと思はずに思えて、帰り入りたりける跡に、またありける僧に、「あれは誰にておはしますにか」と尋ねければ、「あれこそ聖(ひじり)の御房よ」と言ひけるに、「『貴げになむどやおはしますらむ』とこそ、思ひつれ」と言ふを、聖、物越しに聞きて詠める歌、
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 と詠めりけり。 と詠めりけり。
  
-この聖のもとへ、肥後の右衛門入道といひける物行きて、「かくておはしますほど、何事か候ふ」と尋ねければ、「させることも侍らず。法華経なと覚え奉りて、寝たる折り折り、この島の松の葉ごとに、金色の光の見えて、輝くことなどぞ侍る」と言はれける。+この聖のもとへ、肥後の右衛門入道といひける物行きて、「かくておはしますほど、何事か候ふ」と尋ねければ、「させることも侍らず。法華経なと覚え奉りて、寝たる折り折り、この島の松の葉ごとに、金色の光の見えて、輝くことなどぞ侍る」と言はれける、いとめでたかりけり
  
-いとめでたかりけり。+[[s_ima046|<<PREV]] [[index.html|『今物語』TOP]] [[s_ima048|NEXT>>]]
  
 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
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   とよめりけりこのひしりのもとへ肥後の右衛門入道といひ   とよめりけりこのひしりのもとへ肥後の右衛門入道といひ
   けるもの行てかくておはします程何事か候と尋けれは   けるもの行てかくておはします程何事か候と尋けれは
-  させる事も侍ら法花経なとおほえたてまつりてねたる+  させる事も侍ら法花経なとおほえたてまつりてねたる
   おりおりこの島の松のはことに金色の光のみえてかか   おりおりこの島の松のはことに金色の光のみえてかか
   やく事なとそ侍るといはれけるいとめてたかりけり/s28l   やく事なとそ侍るといはれけるいとめてたかりけり/s28l
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100188642/28?ln=ja
  
text/ima/s_ima047.1420308594.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa