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text:ima:s_ima047 [2015/01/04 03:11] – [校訂本文] Satoshi Nakagawatext:ima:s_ima047 [2026/02/27 15:00] (現在) Satoshi Nakagawa
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 松島の上人といふ人ありけり。修行者の「会はむ」とて、行きたりけるに、幽玄なる僧の出で会ひたりければ、いと思はずに思えて、帰り入りたりける跡に、またありける僧に、「あれは誰にておはしますにか」と尋ねければ、「あれこそ聖(ひじり)の御房よ」と言ひけるに、「『貴げになむどやおはしますらむ』とこそ、思ひつれ」と言ふを、聖、物越しに聞きて詠める歌、 松島の上人といふ人ありけり。修行者の「会はむ」とて、行きたりけるに、幽玄なる僧の出で会ひたりければ、いと思はずに思えて、帰り入りたりける跡に、またありける僧に、「あれは誰にておはしますにか」と尋ねければ、「あれこそ聖(ひじり)の御房よ」と言ひけるに、「『貴げになむどやおはしますらむ』とこそ、思ひつれ」と言ふを、聖、物越しに聞きて詠める歌、
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 この聖のもとへ、肥後の右衛門入道といひける物行きて、「かくておはしますほど、何事か候ふ」と尋ねければ、「させることも侍らず。法華経なと覚え奉りて、寝たる折り折り、この島の松の葉ごとに、金色の光の見えて、輝くことなどぞ侍る」と言はれける、いとめでたかりけり。 この聖のもとへ、肥後の右衛門入道といひける物行きて、「かくておはしますほど、何事か候ふ」と尋ねければ、「させることも侍らず。法華経なと覚え奉りて、寝たる折り折り、この島の松の葉ごとに、金色の光の見えて、輝くことなどぞ侍る」と言はれける、いとめでたかりけり。
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   おりおりこの島の松のはことに金色の光のみえてかか   おりおりこの島の松のはことに金色の光のみえてかか
   やく事なとそ侍るといはれけるいとめてたかりけり/s28l   やく事なとそ侍るといはれけるいとめてたかりけり/s28l
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text/ima/s_ima047.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa