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text:ima:s_ima044 [2014/12/29 15:18] – 作成 Satoshi Nakagawatext:ima:s_ima044 [2026/02/27 14:39] (現在) Satoshi Nakagawa
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
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 下毛野武正といひける随身の、関白殿の北の対(たひ)の後ろを、まことにゆゆしげに通りけるに、局の雑仕(ざうし)、「あなゆゆし。『鳩吹く秋』とこそ思ひ参らせすれ」と言ひたりければ、「つひふされ」((「ついふ」は「追捕」「唖」(『中世の文学』)や「突伏」(講談社学術文庫)などの説があるも未詳。))と言ひてけり。女、心憂げにて隠れにけり。 下毛野武正といひける随身の、関白殿の北の対(たひ)の後ろを、まことにゆゆしげに通りけるに、局の雑仕(ざうし)、「あなゆゆし。『鳩吹く秋』とこそ思ひ参らせすれ」と言ひたりければ、「つひふされ」((「ついふ」は「追捕」「唖」(『中世の文学』)や「突伏」(講談社学術文庫)などの説があるも未詳。))と言ひてけり。女、心憂げにて隠れにけり。
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 といふ歌の心なるべし。『しばし止まり給へ』と言ひけるにこそ。無下に色なく、いかに罵り給ひけるぞ」と言ひければ、「いでいで、さては色直して参らせむ」とて、ありつる局の下口(しもくち)に行きて、「もの承らむ。武正、鳩吹く秋ぞ、ようよう」と言ひ立てりける。いとをかしかりけり。 といふ歌の心なるべし。『しばし止まり給へ』と言ひけるにこそ。無下に色なく、いかに罵り給ひけるぞ」と言ひければ、「いでいで、さては色直して参らせむ」とて、ありつる局の下口(しもくち)に行きて、「もの承らむ。武正、鳩吹く秋ぞ、ようよう」と言ひ立てりける。いとをかしかりけり。
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   下毛野武正といひける随身の関白殿の北のたひのうし   下毛野武正といひける随身の関白殿の北のたひのうし
   ろをまことにゆゆしけにとをりけるにつほねのさうし/s26l   ろをまことにゆゆしけにとをりけるにつほねのさうし/s26l
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100188642/26?ln=ja
  
   あなゆゆしはとふく秋とこそおもひまいらせすれといひ   あなゆゆしはとふく秋とこそおもひまいらせすれといひ
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   かりけり/s27l   かりけり/s27l
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100188642/27?ln=ja
  
text/ima/s_ima044.1419833931.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa