text:ima:s_ima025
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text:ima:s_ima025 [2014/12/23 19:02] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:ima:s_ima025 [2014/12/23 19:03] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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さてのみあるべきならねば、葬りけるに、その火に、この女、飛び入りて焼け死ににけり。 | さてのみあるべきならねば、葬りけるに、その火に、この女、飛び入りて焼け死ににけり。 | ||
- | 「腹の内の子を生み落しけるは、罪の浅かりけるにや」とぞ、言ひ合へりける。一人具したりける((底本「くしたりけり」。諸本により訂正))女の童も、ともに火に入らむとしけれども、取り止めて、この人の有様を詳しく尋ね、生み落しつる子などをも取りて、村の物の養ひけるとぞ。 | + | 「腹の内の子を生み落しけるは、罪の浅かりけるにや」とぞ、言ひ合へりける。一人具したりける((底本「くしたりけり」。諸本により訂正))女の童も、ともに火に入らむとしけれども、取り止めて、この人の有様を詳しく尋ね、生み落しつる子などをも取りて、村の者の養ひけるとぞ。 |
この事は近きほどのことなり。 | この事は近きほどのことなり。 |
text/ima/s_ima025.txt · 最終更新: 2014/12/23 19:03 by Satoshi Nakagawa