text:chomonju:s_chomonju303
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| text:chomonju:s_chomonju303 [2020/04/14 17:00] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:chomonju:s_chomonju303 [2020/04/14 17:01] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| - | 六条右大臣((源顕房))、隆俊中納言((源隆俊))と大内を見歩(あり)き給ひけるに、大内には、子孫の殿上人を具せざる人は、裸足にて庭を歩む所のあんなるに、久我大相国((源雅実))、幼少の時、両人の沓を懐中して、かの所にて履かせられたりけり。 | + | 六条右大臣((源顕房))、隆俊中納言((源隆俊))と大内を見歩(あり)き給ひけるに、大内には、子孫の殿上人を具せざる人は、裸足にて庭を歩む所のあんなるに、久我大相国((源雅実))幼少の時、両人の沓を懐中して、かの所にて履かせられたりけり。 |
| 幼少の人、外祖父をも思ひ捨てられざりけること、ありがたきことなり。隆俊卿、感涙を流して、母儀のもとに行きて、悦び申されけるとなん。 | 幼少の人、外祖父をも思ひ捨てられざりけること、ありがたきことなり。隆俊卿、感涙を流して、母儀のもとに行きて、悦び申されけるとなん。 | ||
text/chomonju/s_chomonju303.1586851224.txt.gz · 最終更新: 2020/04/14 17:00 by Satoshi Nakagawa