text:chomonju:s_chomonju164
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text:chomonju:s_chomonju164 [2020/02/29 11:17] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:chomonju:s_chomonju164 [2020/02/29 11:18] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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和歌の曼陀羅を図絵して、過去七仏を書き奉り、また三十六人の名字を書きあらはせり。また、「諸悪莫作衆善奉行」の文を銘に書かれたり。色紙形あり。義房公ぞ清書し給ひける。 | 和歌の曼陀羅を図絵して、過去七仏を書き奉り、また三十六人の名字を書きあらはせり。また、「諸悪莫作衆善奉行」の文を銘に書かれたり。色紙形あり。義房公ぞ清書し給ひける。 | ||
- | また((「また」は底本「文」。諸本により訂正))、件(くだん)の曼陀羅は本寺の重宝にてあるべきを、いかなりけることにか、神祇大副親仲((大中臣親仲))、造宮の時、子息土左権守親経((大中臣親経))がもとへ売りて来たれりけるを、銭二十貫にて買ひとどめてけり。相伝して、親守入道((大中臣親守))がもとにあり。 | + | また((「また」は底本「文」。諸本により訂正。))、件(くだん)の曼陀羅は本寺の重宝にてあるべきを、いかなりけることにか、神祇大副親仲((大中臣親仲))、造宮の時、子息土左権守親経((大中臣親経))がもとへ売りて来たれりけるを、銭二十貫にて買ひとどめてけり。相伝して、親守入道((大中臣親守))がもとにあり。 |
- | 建長元年九月、外宮遷宮に予((「予」は作者、橘橘成季を指す。))参向の時、この曼陀羅を乞ひ出だして拝み奉りて((「奉りて」は底本「てまつりて」。諸本により訂正))、これを記すなり。 | + | 建長元年九月、外宮遷宮に予((「予」は作者、橘橘成季を指す。))参向の時、この曼陀羅を乞ひ出だして拝み奉りて((「奉りて」は底本「てまつりて」。諸本により訂正。))、これを記すなり。 |
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text/chomonju/s_chomonju164.1582942653.txt.gz · 最終更新: 2020/02/29 11:17 by Satoshi Nakagawa