text:chomonju:s_chomonju118
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おほかた、「自漢至魏、文体三改」とぞ『文選』には侍るなれ。白楽天((白居易))の作をば、東坡先生((蘇軾))はかたぶけけるとかや。されば、和漢の風情、時にしたがひて改まるやうに侍れども、かの保胤が詞(ことば)、古今序((『古今和歌集』の真名序))のごとくは、さまざまなる体、いづれも捨つまじきにこそ侍れ。 | おほかた、「自漢至魏、文体三改」とぞ『文選』には侍るなれ。白楽天((白居易))の作をば、東坡先生((蘇軾))はかたぶけけるとかや。されば、和漢の風情、時にしたがひて改まるやうに侍れども、かの保胤が詞(ことば)、古今序((『古今和歌集』の真名序))のごとくは、さまざまなる体、いづれも捨つまじきにこそ侍れ。 | ||
- | 一遇((「遇」は底本、「愚」に「隅イ」と異本注記。諸本・異本注記により訂正。))を守りて善悪を定めんことは口惜しかるべきことなり。諸道同じことなるべきにや。 | + | 一遇((「遇」は底本、「愚」に「隅イ」と異本注記。諸本・異本注記により訂正。))を守りて善悪を定めんことは、口惜しかるべきことなり。諸道同じことなるべきにや。 |
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text/chomonju/s_chomonju118.txt · 最終更新: 2020/02/08 22:13 by Satoshi Nakagawa