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rhizome:粘葉装
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rhizome:粘葉装 [2014/03/16 04:39] (現在) – 作成 - 外部編集 127.0.0.1
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 +====== 粘葉装 ======
 +
 +でっちょうそう
 +
 +[[装丁]]の一種。
 +
 +中国で[[唐]]代に考案され、唐末・[[宋]]初に流行し、わが国には[[遣唐使]]によってもたらされ、
 +[[平安時代]]、[[鎌倉時代]]、[[室町時代]]を通じて多く使用された。
 +
 +その名のとおり、糊を使用した装丁方法で、書写された面を内側にして半分に折り、書かれて
 +いない面の折り目側1センチほどを糊づけをしたものをかさねてゆく。
 +
 +したがって、粘葉装では見開きに文字がある面と、白紙の面が交互になる。また、糊付けされた面と、され
 +ていない面では開き具合が違い、それが蝶が止まっているように見えることから、胡蝶装と
 +もいわれた。
 +
 +糊を使用するため、虫損をうけやすく、糊の劣化もあるので、もとの装丁を保っているものは
 +ほとんどなく、[[袋綴じ]]などに改装されているものが多い。
  
rhizome/粘葉装.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 by 127.0.0.1