rhizome:粘葉装
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+ | ====== 粘葉装 ====== | ||
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+ | でっちょうそう | ||
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+ | [[装丁]]の一種。 | ||
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+ | 中国で[[唐]]代に考案され、唐末・[[宋]]初に流行し、わが国には[[遣唐使]]によってもたらされ、 | ||
+ | [[平安時代]]、[[鎌倉時代]]、[[室町時代]]を通じて多く使用された。 | ||
+ | |||
+ | その名のとおり、糊を使用した装丁方法で、書写された面を内側にして半分に折り、書かれて | ||
+ | いない面の折り目側1センチほどを糊づけをしたものをかさねてゆく。 | ||
+ | |||
+ | したがって、粘葉装では見開きに文字がある面と、白紙の面が交互になる。また、糊付けされた面と、され | ||
+ | ていない面では開き具合が違い、それが蝶が止まっているように見えることから、胡蝶装と | ||
+ | もいわれた。 | ||
+ | |||
+ | 糊を使用するため、虫損をうけやすく、糊の劣化もあるので、もとの装丁を保っているものは | ||
+ | ほとんどなく、[[袋綴じ]]などに改装されているものが多い。 | ||
rhizome/粘葉装.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 by 127.0.0.1