大和物語
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さねたうの少弐といひける人のむすめの男、
笛竹の一よも君と寝ぬときは千種(ちぐさ)の声に音こそなかるれ
と言ひければ、女、返し、
千々(ちぢ)の音は言葉のふきか笛竹のこちくの声も聞こえ来なくに
さねたうの少弐といひけるひとのむす めのおとこ ふゑたけのひと夜もきみとね ぬときはちくさのこゑにねこそなかるれ といひけれは女かへし ちちのねはことはのふきかふえ たけのこちくのこゑもきこえこなくに/d15l
https://dl.ndl.go.jp/pid/1188693/1/15