隆房集
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昼とても忘るることはなけれども、暮れぬれば、世の中もしづまりぬ。まどろまむとてうち臥せば、さまざま思ひつづけられて、「かくては、いかが世にもながらへむ」と思(おも)ほえて、
君がこと思ひ臥す猪(ゐ)の床(とこ)なれや恋しかるものかくは苦しき
ひるとてもわするることはなけ れともくれぬれは世中もしつ まりぬまとろまむとてうちふせは さまさまおもひつつけられてかくては いかか世にもなからへむとおも ほえて きみかことおもひふすゐのとこなれや こひしかるものかくはくるしき/s11l
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/11?ln=ja