醒睡笑 巻8 秀句
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ある年の春、幽斎法印1)、坂本の寿斎(じゆさい)といふ2)碁打ちを連れて吉野参詣ありしが、勝手(かつて)の明神の前にて、「そちが代る」とて、
参銭をはまのやうにはまかずとも碁にはかつての3)神やたのまん
一 ある年の春幽斎法印坂本の寿斎いふ碁 打をつれて吉野参詣ありしかかつての明神 の前にてそちか代るとて 参銭をはまのやうにはまかすとも 碁にはかつての神やたのまん/n8-48l