醒睡笑 巻6 推はちがうた
<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>
祖父が孫を愛して、額(ひたひ)をさすりなで、「ふびんの者や、ふびんの者や」と言ふ。母立ち聞きをしければ、「おのれはさて、いかほどの苦を受けうずよな」と。
一 祖父が孫を愛して額をさすりなてふひん のものやふひんのものやといふ母たちききをしけれはを のれはさていかほどの苦をうけうすよなと/n6-53l