醒睡笑 巻4 そでない合点
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連歌する人の小者、正月の末に寄り合ひ、思ふこと懺悔物語(さんげものがたり)の後、「朝とくより供し、夜更くるまでつむる辛労(しんらう)、いやにはあれど、さりながら今一季あざらう1)かしらぬ」。
一 連歌する人の小者正月の末(すへ)に寄合(よりあひ)おもふ事 さんげ物語の後(のち)あさとくよりともし夜更 るまでつむる辛労(しんろう)いやにはあれとさりな がら今一季あざらふかしらぬ/n4-52l