醒睡笑 巻4 そでない合点
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「何とて、芍薬(しやくやく)をば歌に詠みたるなきぞ」と不審する者あれば、「それこそ詠みたる歌あれ。
難波津(なにはづ)に芍薬の花冬ごもり今をはるべと芍薬の花1)
一 なにとて芍薬(しやくやく)をば哥によみたるなきぞと 不審(しん)する者あれはそれこそよみたる哥あれ 難波津に芍薬のはな冬こもり 今をはるべと芍薬のはな/n4-45r