醒睡笑 巻4 そでない合点
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木鎌(きがま)を持ちて山へこそ行け
といふ句を出だせり。宗匠、「木鎌はいかが」と申さるる。
「古歌の候ふ。
行きやらで山路暮らしつほととぎす今一声のきかまほしさに1)」。
一 木鎌(かま)をもちて山へこそゆけ といふ句を出せり宗匠きがまは如何と申 さるる古哥の候 行やらて山路くらしつほとときす 今一声のきかまほしさに/n4-43l