醒睡笑 巻3 文字知り顔
地蔵講(ぢざうかう)の式目(しきもく)といふ外題(げだい)を見、大蔵(おほくら)といふ人は「地くら講」と読む。武蔵(むさし)は「地さし講」と読む。また、傍らにのぞきゐたる或泉坊(わくせんばう)は式目の式を或目(わくもく)と読めり。聞きごとの。
一 地蔵講(ちそうかう)の式目(しきもく)といふ外題(げだい)を見大蔵(くら)といふ人は 地くら講とよむ武蔵(むさし)は地さし講とよむ又傍(かたはら) にのそきゐたる或泉坊(わくせんぼう)は式目の式を或目(わくもく)と よめり聞事の/n3-10l