古今著聞集 相撲強力第十五
相撲は、最手(ほて)・占手(うらて)、あるいは左、あるいは右、みな強力の致すところなりといへども、また取手のあひ遮ることあるにや。昔は禁中にてその節(せち)を行なはれ、諸国に強力の者を尋ね召されけり。
安元(高倉1))より以来絶えて、その名のみ聞く。口惜しきことなり。
相撲強力第十五 相撲は最手占手或は左或は右皆強力之致所也と いへとも又取手の相遮事あるにや昔は禁中にて 其節をおこなはれ諸国に強力の物を尋めされけり (高倉)安元より以来絶て其名のみきく口惜事也/s271l
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