古今著聞集 能書第八
弘法大師1)は、筆を口にくはへ、左右の手に持ち、左右の足にはさみて、一同に真草の字を書かれけり。さて五筆和尚とも申すなるとかや。不思議なることなり。
弘法大師は筆を口にくはへ左右の手にもち左右の/s206r
足にはさみて一同に真草の字をかかれけりさて五 筆和尚とも申なるとかやふしきなる事也/s206l
http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/206