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古今著聞集 和歌第六

144 弘徽殿女御の歌合に花かうじしらまゆみといへる文字くさりを・・・

校訂本文

弘徽殿女御の歌合(うたあはせ)に、「花かうじ」・「しらまゆみ」といへる文字くさりを、歌の句の上(かみ)にすゑて、折句の歌に詠ませられける、めづらしかりけることなり。

おほかたの題には、四季・恋をこそ用ゐられ侍れ。

翻刻

弘徽殿女御哥合に花かうししらまゆみといへる文字く
さりを哥の句のかみにすへて折句の哥によませられける
めつらしかりける事也大かたの題には四季恋をこそもちゐ
られ侍れ/s112r

http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/112