篆刻

てんこく

印章を刻すること、或いは刻した印章。特に文人の余技としての刻印製作を言う。

主に篆書を刻する事により篆刻と言う。中国での印章の歴史は古いが 元末明初の画家、王冕が「花乳石」という葉臘石系の簡単な刃物での 加工可能な印材を発見してのち、それまで金、銀、銅、玉、象牙などの印材 を使い専門の製作者によって作られていた印章を文人自ら製作するように なり、篆刻の歴史が始まった。

【参考文献】