[[index.html|隆房集]]
====== 67　門の内に思ひ入りぬる心こそわれ過ぎ行くと妹に告ぐらめ ======

===== 校訂本文 =====

[[s_takafusa066|<<PREV]]　[[index.html|『隆房集』TOP]]　[[s_takafusa068|NEXT>>]]

ものへ参るとて、その門(かど)を過ぐれば、胸うち騒ぎて、「行き過ぎがたき」と言ひけん、ことわりにて、

　　門の内に思ひ入りぬる心こそわれ過ぎ行くと妹(いも)に告ぐらめ

[[s_takafusa066|<<PREV]]　[[index.html|『隆房集』TOP]]　[[s_takafusa068|NEXT>>]]

===== 翻刻 =====

  　ものへまいるとてその門
  　をすくれはむねうちさは／s31r

  　きてゆきすきかたきと
  　いひけんことはりにて
  かとのうちにおもひ入ぬるこころこそ
  われすきゆくといもにつくらめ／s31l

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/31?ln=ja