[[index.html|醒睡笑]] 巻8 祝ひすました
====== 13 氏康公の城中にて昼狐の鳴きたることありき・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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氏康公((北条氏康))の城中にて、昼、狐の鳴きたることありき。「これは良からず。忌むことなるに」と言ふを聞きて、
夏はきつ音(ね)に鳴く蝉のから衣おのれおのれが身の上に着よ
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===== 翻刻 =====
一 氏康公の城中にて昼狐の鳴たる事あり
き是はよからすいむ事なるにといふを聞て
夏はきつねに鳴く蝉のから衣
をのれをのれか身の上にきよ/n8-66l