[[index.html|醒睡笑]] 巻8 茶の湯
====== 3 泉州光の滝炭を定家卿の歌とや・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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泉州光(くわう)の滝炭(たきずみ)((「光の滝炭」は底本「らうの滝炭」。諸本により訂正。))を定家卿の歌とや、
泉なる横山炭の白くして取る手に付かず飛ぶこともなし
また古歌に、
いかにしていかに焼けばか泉なる横山炭の白くあるらん
沸かば埋めぬるるは炭を置きかへよ汲みたらんほど水をさすべし 夢庵((肖柏))
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===== 翻刻 =====
一 泉刕らうの瀧炭を定家卿の哥とや
泉なる横山炭のしろくして
とる手につかす飛事もなし
又古哥に
いかにしていかにやけはか泉なる/n8-53r
横山炭の白く有らん
わかはうめぬるるは炭を置かへよ
くみたらんほど水をさすへし 夢庵/n8-53l