[[index.html|醒睡笑]] 巻8 秀句 ====== 13 ある年の春幽斎法印坂本の寿斎といふ碁打ちを連れて吉野参詣ありしが・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho8-126|<>]] ある年の春、幽斎法印((細川幽斎))、坂本の寿斎(じゆさい)といふ((「といふ」は底本「と」なし。諸本により補う。))碁打ちを連れて吉野参詣ありしが、勝手(かつて)の明神の前にて、「そちが代る」とて、   参銭をはまのやうにはまかずとも碁にはかつての((勝手・勝つ手))神やたのまん [[n_sesuisho8-126|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 ある年の春幽斎法印坂本の寿斎いふ碁   打をつれて吉野参詣ありしかかつての明神   の前にてそちか代るとて    参銭をはまのやうにはまかすとも     碁にはかつての神やたのまん/n8-48l