[[index.html|醒睡笑]] 巻8 秀句
====== 2 若衆狂ひをすると言うて妻色に出でて腹立す・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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若衆(わかしゆ)狂ひをすると言うて、妻、色に出でて腹立(ふくりふ)す。「『男たる者は若衆狂ひをせよ』と、式目((御成敗式目))に載せられた。『神社をしりし((修理し・尻し))』と書けり((「書けり」は底本「かけを」。諸本により訂正。))」。女房、即座に、「その式条のむねを本(ほん)とせば、そちのがいよいよとどかぬなり。『さいしを((祭祀を・妻子を))もつぱらにすべし』とあるに。
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===== 翻刻 =====
一 若衆くるひをするといふて妻いろに出腹立す
男たる者は若衆くるひをせよと式目にのせ
られた神社をしりしとかけを女房即座に
其式条のむねを本とせはそちのかいよいよ
ととかぬなりさひしをもつはらにすへしと
あるに/n8-44r