[[index.html|醒睡笑]] 巻8 かすり ====== 13 会下僧に斎を据ゆる菜に蕨あり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho8-095|<>]] 会下僧(ゑげそう)に斎を据ゆる菜に蕨(わらび)あり。つひに服せず。施主、「いかなれば、蕨をば食せられぬぞ」と。「人の口焼かうとて((蕨・藁火))」。「大事候ふまい。けしあへ((芥子・消し))にしてさうほどに」。    花を折るかと人や見るらん   躑躅(つつじ)咲く木の下蕨手をあげて [[n_sesuisho8-095|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 会下僧に斎をすゆる菜に蕨あり終に   服せす施主如何なれは蕨をは食せられ   ぬそと人の口やかうとて大事候まいけし   あへにしてさうほとに    花を折かと人や見るらん   躑躅咲木のした蕨手をあけて/n8-39r