[[index.html|醒睡笑]] 巻8 かすり ====== 11 護摩堂の本尊不動の前に供への餅あり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho8-093|<>]] 護摩堂の本尊、不動((不動明王))の前に、供への餅あり。人見て、「あの不動の餅を二つ三つ、こんがらと((こんがりと・矜羯羅。矜羯羅童子は不動明王の眷属。))焼いて食うたらよからうな」。新発意(しんぼち)出でて、「食ひたくは食はしませ。誰ぞ無用とせいたかや((制たか・制多迦。制多迦童子も不動明王の眷属。))」。 [[n_sesuisho8-093|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 護摩堂の本尊不動の前にそなへの餅   有人見てあの不動の餅を二つ三つこんがらと   やいてくふたらよからふな新発意出てくい   たくはくはしませたれそ無用とせいたかや/n8-38l