[[index.html|醒睡笑]] 巻8 平家
====== 4 橋の行桁をさらさらと走り渡るをややもすれば忘るる・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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「橋の行桁(ゆきげた)をさらさらと走り渡る」を、ややもすれば忘るる。「そちは鈍(どん)なり。膳にすわる皿(さら)にて覚えよ」と言はれ、ある時また、「橋の行桁をちやつちやつ((楪子。木皿のこと。))と走り渡る((「渡る」は底本「めたる」。諸本により訂正。))」と語りごとは。
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===== 翻刻 =====
一 橋のゆきけたをさらさらと走りわたる
をややもすれはわするるそちは鈍なり膳に
すはる皿にておほへよといはれある時又橋の
ゆきけたをちやつちやつとはしりめたると
かたりことは/n8-34l