[[index.html|醒睡笑]] 巻8 頓作 ====== 33 食を過ぐす人に向かひあまり飯を多く参るが笑止なよ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho8-032|<>]] 食を過ぐす人に向かひ、「あまり飯(めし)を多く参るが笑止なよ。臨時に米のいることなれば、第一損なり。さりとて、薬なればよし。大毒にて、かれこれ悪(わろ)し」と。「それは誰人の指南ぞ」。「老釈迦の説なり。『天上天下いいかとくそん((唯我独尊・飯が毒損))』と。 [[n_sesuisho8-032|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 食を過す人にむかひ餘(あまり)飯(めし)をおほく参るか笑(せう)   止(し)なよ臨時(りんし)に米(こう)の入事なれは第一損也さり   とて薬なれはよし大毒(どく)にてかれこれわろしと   それは誰人の指南(しなん)そ老尺迦(しやか)の説也天上天   下いいかとくそんと/n8-15r