[[index.html|醒睡笑]] 巻8 頓作 ====== 24 甲州と越前と取り合ひの時越前の太守の前にて朝粥すわりぬ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho8-023|<>]] 甲州と越前と取り合ひの時、越前の太守の前にて朝粥すわりぬ。末座より、「一段の出来粥(できがひ)に候ふと申す。その座におはせし東堂(とうだう)、「なかなか。国にはあるまい。かいで((嗅いで/粥で/甲斐で))候ふ」とありし、奇特なる作勢とこそ。 [[n_sesuisho8-023|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 甲州(かうしう)と越前(せちせん)と取あひの時越前の太守の   前にて朝粥すはりぬ末座より一段の出来   かいに候と申其座におはせし東堂(とうどう)中々   国にはあるまいかいて候とありし奇特なる   作勢とこそ/n8-12r