[[index.html|醒睡笑]] 巻7 舞 ====== 15 殊勝なる長老の十番切を舞ふを聞きて落涙止まらず・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho7-121|<>]] 殊勝なる長老の、十番切を舞ふを聞きて、落涙止まらず。後、「さてさて、十郎五郎の兄弟は気の短い人や、やれ。まちとこらへられたらば、殺さずとも敵(かたき)が死なうものを」と。 [[n_sesuisho7-121|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 殊勝(しゆせう)なる長老の十番切(ばんぎり)をまうを聞て/n7-57l   落涙(らくるい)とまらず後(のち)さてさて十郎五郎の兄弟(きやうたい)   は気のみじかひ人ややれまちとこら   へられたらばころさずともかたきかしな   ふ物をと/n7-58r