[[index.html|醒睡笑]] 巻7 舞 ====== 6 釈迦は大工の子といふまことか・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho7-112|<>]] 「釈迦は大工の子といふ、まことか」。「いや、天竺浄飯大王(てんぢくじやうぼんだいわう)の太子なり。さうではない」と。「さりとては、信田(しだ)((舞の本「信田」。信太・志田とも書く。))に、『悉達太子(しつだたいし)は、高位なるばんじやう((万乗・番匠))の位をふり捨てた』とあるは」。 [[n_sesuisho7-112|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 尺迦(しやか)は大工(だいく)の子といふまことかいや天竺浄飯(てんじくじやうぼん)   大王の太子也さうてはないとさりとては信太(しだ)/n7-54r   に悉達太子(しつたたいし)は高位なるはんじやうのくらゐ   をふりすてたとあるは/n7-54l