[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡
====== 45 誓願寺の阿弥陀はいかなる御衣木にてか作りたるらん・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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「誓願寺(せいぐわんじ)の阿弥陀は、いかなる御衣木(みぞぎ)にてか作りたるらん」と言ふ人ありしに、「榧(かや)の木にて作りたるは」。「何として知りたるぞ」。「かくれもない、誓願寺の謡(うたひ)((謡曲「誓願寺」))に、『春日の明神の作とかや((誓願寺「そもそも当寺誓願寺と申し奉るは、天智天皇の御願、御本尊は慈悲万行の大菩薩。春日の明神の御作とかや」))』」。
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===== 翻刻 =====
一 せいくわんじの阿弥陀はいかなるみそきにて
かつくりたるらんといふ人ありしに榧(かや)の木
にてつくりたるはなにとしてしりたるぞ
かくれもない誓願寺の謡に春日の明
神の作とかや/n7-50l