[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡 ====== 35 津の国海士が崎にて神事能あり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho7-092|<>]] 津の国海士(あま)が崎((摂津国尼崎))にて神事能(じんじのう)あり。野の宮((謡曲「野宮」))をする時、「うらがれの草葉に荒るる」を変ゆるとて、「たれかれの((誰彼の。底本「たてかれの」。諸本により訂正。))草葉に荒るる」と謡ひしも、うらめしき作や((「作や」は底本「作らや」。諸本により訂正。)) [[n_sesuisho7-092|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 つのくに海士か(あまが)崎(さき)にて神事能あり野の宮   をする時うらかれの草葉にあるるをかゆると/n7-47l   てたてかれのくさばにあるるとうたひし   もうらめしき作らや/n7-48r