[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡
====== 17 高雄神護寺の文覚は声の高い人であつたといふが・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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「高雄神護寺の文覚は、声の高い人であつたといふが、荒行をせられた奇特(きどく)かよ」と。「声の高いといふことを、今までは聞かず。書物にあるか」。「勿論(もちろん)。誓願寺((謡曲「誓願寺」))に、『虚空に響くはもんがくの声((誓願寺「地:虚空に響くは シテ:音楽の声」。))』と作つたは」。
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===== 翻刻 =====
一 高雄(たかお)神護寺(しんごじ)の文覚は声のたかい人で
あつたといふがあらぎやうをせられた奇特か
よと声のたかいといふ事を今まてはきかず
書物にあるか勿論(もちろん)誓願寺(せいくわんじ)に虚空にひび
くはもんかくのこゑとつくつたは/n7-40r