[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡
====== 16 宗養といふ連歌師はいたはしや・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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「宗養(そうやう)といふ連歌師はいたはしや。あめの魚を食うて、それが祟りて死なれたよ」など語る。「つひに聞きも及ばぬ。そちは何として、その由緒をば知りたるぞ」。采女((謡曲「采女」))に書いたほどのことを知らぬ者があらうか」。「何と書いた」。「あめはそうやうを打つなり((采女「石根に雲起つて、雨は草葉(さうえふ)を打つなり」。))」と。
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===== 翻刻 =====
一 宗養(よう)といふ連歌師はいたはしやあめの魚を
くふてそれがたたりてしなれたよなどかたる
つゐに聞もをよばぬそちはなにとして其由(そのゆい)/n7-39l
緒(しよ)をはしりたるぞ采女にかいたほどの事
をしらぬ者があらふかなにとかいたあめは
草葉(さうし)を打なりと/n7-40r