[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡
====== 6 尾張守といふ人の前にてふと伊勢やと謡ひ出し顔を見てやれと思ひ・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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尾張守といふ人の前にて、ふと「伊勢や((謡曲「杜若」))」と謡ひ出し、顔を見て、「やれ」と思ひ((「伊勢や尾張の海面に立つ波を見て」が「尾張の膿み面」と聞こえることに気付いた。))、「いせやあの御寮(ごりよ)の海づらに立つ」と直しごとはの。
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===== 翻刻 =====
一 尾張守といふ人のまへにてふと伊勢やと謡
出しかほを見てやれとおもひいせやあの
こりよのうみつらにたつとなをしことはの/n7-36l