[[index.html|醒睡笑]] 巻7 謡 ====== 1 あの月の行く道は何に乗りて歩くなればあれほど足が早いぞよ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho7-058|<>]] 「あの月の行く道は、何に乗りて歩(あり)くなれば、あれほど足が早いぞよ」。「馬に乗らるる」。「何に書きたるぞ」。「桜の木(こ)の間((木の間・駒(こま)))にのる月の、しかもおもしろのはるび((春日・腹帯))や、あらおもしろのはるびや((謡曲「田村」「桜の木の間に漏る月の・・・面白の春べや。あら面白の春べや。」による。))」。 [[n_sesuisho7-058|<>]] ===== 翻刻 =====    謡 一 あの月のゆくみちはなににのりてありく   なればあれほとあしがはやいぞよ馬に   のらるるなにに書たるぞ桜のこのまに   のる月のしかもおもしろのはるびやあ   らおもしろのはるびや/n7-34l