[[index.html|醒睡笑]] 巻7 思の色を外にいふ
====== 6 夫婦ただ二人ゐて餅を焼き食はうとするところへ思ひもよらぬ者来たりたり・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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夫婦ただ二人ゐて、餅を焼き食はうとするところへ、思ひもよらぬ者来たりたり。「よくこそ
わたり候ふや」と呼び入れしが、女房の言ひける、「なう、早くお召しやれ。また人が来ぬさきに」。
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===== 翻刻 =====
一 夫婦唯ふたりゐて餅(もち)をやきくはふとする
処へおもひもよらぬ者来りたりよくこそ
わたり候やとよび入しが女房のいひけるなふ
はやくおめしやれ又人がこぬさきに/n7-6l