[[index.html|醒睡笑]] 巻6 うそつき ====== 8 七字の口伝・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho6-127|<>]] 七字の口伝(([[n_sesuisho6-127|前条「人はただあるべきやうに振舞ふべし」]]からの続きと思われる。))。 山門((比叡山延暦寺))には、「あるにまかせよ」。 三井寺((園城寺))には、「あるべきやうに」。 安居院には、「身のほどをしれ」。 いづれも同じ心なり。 東坡((蘇軾))が三養、「安分以養福(分に安んじ以て福を養ふ)。緩胃以養気(胃を緩くして以て気を養ふ)。省費以養財(費を省きて以て財を養ふ)。」 [[n_sesuisho6-127|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 七字の口伝 山門にはあるにまかせよ 三井寺   にはあるへきやうに 安居院には 身のほとをし   れいつれも同じ心なり   東坡か三羪 安分以養福 緩胃以養気   省費以養財/n6-63l