[[index.html|醒睡笑]] 巻6 推はちがうた ====== 33 東堂のもとへ客僧来たりお茶を所望申さむと言ふに東堂馬桶を出だし・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho6-115|<>]] 東堂のもとへ客僧来たり。「お茶を所望申さむ」と言ふに、東堂、馬桶を出だし、「これにて茶を飲まれよ」とあり。かの僧、馬桶を三度礼していはく、「和尚様のお定器と見え((「見え」は底本「はえ」。諸本により訂正。))参らせた。何かこれででは」と言ひて、しさりぬ((「しさりぬ」は底本「したりぬ」。諸本により訂正。)) [[n_sesuisho6-115|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 東堂のもとへ客僧来りお茶を所望申さむと   云に東堂馬桶を出し是にて茶をのま   れよとあり彼僧馬桶を三度礼して云   和尚様のお定器とはえ参らせた何かこれで/n6-57r   ではと云てしたりぬ/n6-57l