[[index.html|醒睡笑]] 巻6 推はちがうた
====== 28 世の中に推はみなちがうむねよくあへる心の歌にやあらん・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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世の中に、推(すゐ)はみなちがうむね、よくあへる心の歌にやあらん。夢庵。
さびしさの種とは知らで秋風を植ゑてくやしき萩の一もと
淀川の楊枝が島に住む千鳥はしにてなどかはを敲(たた)くらん
思ひしに替はりて夏は冬籠り炭焼く翁炭もおこさず
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===== 翻刻 =====
一 世中に推はみなちかふむねよくあへる心の哥
にやあらん夢庵
さひしさの種とはしらて秋風を
植てくやしき萩の一もと
淀川の楊枝か嶋にすむ千鳥/n6-54r
はしにてなとかはを敲らん
思ひしに替りて夏は冬篭
炭焼翁炭もおこさす/n6-54l