[[index.html|醒睡笑]] 巻6 恋のみち
====== 6 老人のもとへ器の蓋に紙を押して・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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老人のもとへ、器の蓋(ふた)に紙を押して、
若和布(わかめ)((若妻とかけてある。))をやるに慰みにせよ
と書きたれば、返事に、
わかめ得て古妻(ふるめ)を内に置くならばふため((蓋め・二妻))狂ひと((「狂ひと」は底本「くるひて」。諸本により訂正。))人やいはまし((「まし」は底本「よし」。諸本により訂正。))
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===== 翻刻 =====
一 老人のもとへ器のふたに紙ををして/n6-37r
若和布をやるに慰にせよ
と書たれは返事に
わかめ得てふるめを内に置ならは
ふためくるひて人や云はよし/n6-37l