[[index.html|醒睡笑]] 巻6 児の噂 ====== 18 児寄り合ひの懺悔に大児は虱が鳴くものならば・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho6-017|<>]] 児(ちご)寄り合ひの懺悔(さんげ)に、大児は、「虱(しらみ)が鳴くものならば、いかばかり人中にて恥かしからうが、せめて鳴かぬで恥を隠す」と。小児は、「いや、われは虱を鳴かせたい。その間なりと食はれいでくつろがう」。  ただひねれそれこそそれよただひねれ素襖(すはう)の裏に綿がみはなし [[n_sesuisho6-017|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 児よりあひのさんげに大児は虱がなく物   ならはいかはかり人中にてはつかしからふかせめ/n6-11l   てなかぬて恥をかくすと小児はいやわれは   虱をなかせたひ其間也とくはれいてくつろがう    唯ひねれそれこそそれよたたひねれ    すはふのうらにわたかみはなし/n6-12r