[[index.html|醒睡笑]] 巻4 唯あり
====== 8 宗祇東修行の道にて人謎をかくる・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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宗祇、東修行(あづましゆぎやう)の道にて、人、謎をかくる、
ちやんきのもんき、何
祇公、「富士の雪」と言へり。その心は、「何としても解けぬ」となり。
件(くだん)の謎をかけし人、見るがうちに消えて跡なし。
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===== 翻刻 =====
一 宗祇東修行(あつましゆきやう)の道にて人なそをかくる
ちやんきのもんきなに 祇公冨士の雪
といへり其心はなにとしてもとけぬとなり
件のなそをかけし人見るが内にきえて
跡なし/n4-58r