[[index.html|醒睡笑]] 巻4 そでない合点
====== 19 木鎌を持ちて山へこそ行け・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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木鎌(きがま)を持ちて山へこそ行け
といふ句を出だせり。宗匠、「木鎌はいかが」と申さるる。
「古歌の候ふ。
行きやらで山路暮らしつほととぎす今一声のきかまほしさに((聞かまほしさに・木鎌欲しさに))」。
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===== 翻刻 =====
一 木鎌(かま)をもちて山へこそゆけ
といふ句を出せり宗匠きがまは如何と申
さるる古哥の候
行やらて山路くらしつほとときす
今一声のきかまほしさに/n4-43l