[[index.html|醒睡笑]] 巻4 そでない合点
====== 11 月次の連歌の会にかま鷺は山の途中に飛びおりて・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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月次(つきなみ)の連歌の会に、
かま鷺(さぎ)は山の途中(とちう)に飛びおりて
といふ句を出だせり。宗匠たる人、「つひに『かま鷺』の言葉を聞かず」とあれば、「本歌ありとも申すまじく候ふや。
移り行く雲に嵐の声すなり散るかまさきの((「散るか、柾木の」を「散る、かまさぎの」と読んだ。))葛城(かつらぎ)の山
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===== 翻刻 =====
一 月次の連歌の会に
かま鷺は山の途中(なか)に飛おりて
といふ句を出せり宗匠(そうせう)たる人つゐにかま
鷺のことはをきかずとあれは本哥あり
とも申ましく候や
うつり行雲に嵐の声すなり/n4-40r
ちるかまさきのかつらきの山/n4-40l