[[index.html|醒睡笑]] 巻3 不文字
====== 22 昨日は一日妙円寺といふ寺に遊びつるはと語る・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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「昨日は一日、妙円寺(めうゑんじ)といふ寺に遊びつるは」と語る。「つひに聞かぬ寺や。妙は妙法の妙にてあらうず。ゑんは」。「濡れ縁じや」。「いやとよ、書きやうは」。「蕨縄(わらびなは)の回し垣」。「ここな人は、字の事を問ふに」と言へば、「地((底本表記「字」。文脈に従い訂正。))は砂地ぢや」と。
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===== 翻刻 =====
一 昨日は一日妙円寺といふ寺にあそひつるはと/n3-19l
かたるつゐにきかぬ寺や妙は妙法の妙にて
あらふすゑんはぬれゑんしやいやとよ書やうは
蕨縄のまわしかきここな人は字の事をとふ
にといへは字はすな地ぢやと/n3-20r