[[index.html|醒睡笑]] 巻3 文字知り顔 ====== 7 作意ある人の犬あり名を二十四と付けたり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho3-006|<>]] 作意(さくい)ある人の犬あり。名を二十四と付けたり。「二十四、二十四」と呼べば来たる。「何としたる子細にや」と問ふ。「白く((白く・四六))候へば」。 さて、「げにも、げにも」と感じ、家に帰り白犬(しろいぬ)を求め、二十四と呼ぶ。いかなる心持ちぞ」と尋ねられ、「白う候へば」。 [[n_sesuisho3-006|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 作意(さくい)ある人の犬(いぬ)あり名を廿四とつけたり   廿四廿四とよべばきたるなにとしたる子細に   やととふしろく候はさてけにもけにもとかんじ   家に帰りしろ犬をもとめ廿四とよぶいか成   心持そと尋られしろう候は/n3-6r